情熱トップインタビュー

VOL.19 和田清華氏 岩崎久美氏

<インタビュアー:石田 和之>
和田 清華氏 プロフィール
有限会社 私には夢がある 代表取締役
1976年、富山県生まれ。同志社大学卒業。出版社で2年間働いたあと、25歳で起業。会社名は、「私には夢がある」。「はじめの1歩を踏み出す、キッカケを作る」ということをミッションに、主に社会人を対象に、個人の可能性を引き出すサービスを展開。毎月、講師を招いて講演会を企画・運営。またキャリアデザイ ンやコミュニケーションに関する講座を自社で開催するなど、精力的に活動。著書に『その夢はいつやるんですか?』(ゴマブックス)『ママは働いたらもっとスゴイぞ!』(ダイヤモンド社)がある。2児の母。
岩崎 久美氏 プロフィール
有限会社 私には夢がある 取締役社長
1976(昭和51)年12月20日、埼玉県生まれ。埼玉大学卒業後、出版社入社。書籍編集部に所属し、数々の本を編集。退職後、有限会社 私には夢があるの設立メンバーとして働く。セミナーの司会から運営に携わり、現在、心理学やカウンセリングを中心とした研修にも携わる。講演も多数。04年12月取締役社長に就任。
■有限会社 私には夢がある  ホームページ ⇒ http://www.yumearu.com/
「自分を主語にした生き方」
和田:  部活では部長、クラスでは学級委員長、、、、学生時代は誰もが認める"いい子"の枠に収まるように優等生を演じてきたんですね。でも、心の中では、いつも不良の自分が暴れていて、ずっとその自分を抑えてきたんです。
そんな時に中谷彰宏さんの本を読んで、「イヤイヤ勉強しても勉強していない人以下です。さっさとやめましょう」という言葉に出会いました。この言葉と出会ったとき、今まで「何かをしよう」と決断するときの理由が、「親を喜ばせよう」とか「みんなが期待しているから」とか、私がこうしたいではなく、周囲を主語にして道を決めてきたことに気付かされたんです。その時、「こんなに自分を抑えて20年間生きてきたので、そろそろ自分を許してあげよう、自分を主語にした生き方をしよう」と心に決めたんです。
岩崎:  前職の出版社勤務時代に、ホテル・レストラン関係の展示会があって、和田が勤務していた出版社のブースで、私が本を購入したのが2人の交流のきっかけでした。 その後、ある飲み会の席で和田が「出版社をつくる」という話を聴いて、同い年で同じ仕事をしているのに考えていることが自分と全く違ったのでびっくりしたんです。和田に「一緒にやる?」って聴かれて、もうこれは飛びつくしかないと思って、「やる!」って即答しました。
和田:  社会に出る前、情熱がカラダの中に渦巻いていて、それを表現する場を求めて前職の出版社に飛び込んだんですね。でも、だんだん仕事に慣れてくるに連れて、ドキドキする部分が少なくなってきたんです。だったら、自分でゼロからスタートしたらドキドキする自分に戻れるのでは?という気持ちが次第に強くなって、独立することに決めました。
「一歩踏み出すきっかけをつくる」
和田:  思い切って起業したものの、独立当初は「何ができるだろうか?」「すぐにキャッシュになる仕事は?」という視点で、本の編集を請け負ったり、発行したりだとか、出版周りの仕事ばかりしていました。でも、ふと考えたときに、ドキドキすることを求めて会社をつくったのに、結局、"できること"に甘んじて仕事をしている自分に気づいたんです。ある人からも、「できることをやるのではなくて、あなたのやりたいことをやったらどうかしら」と言われ、「私は何がやりたいのだろう」という原点に還ることができました。もともと、人を励ますのが好きでしたから、「一歩踏み出すきっかけをつくる」ことを会社のミッションとして、講演会の企画開催をはじめたんです。
講演会では、参加者の心が揺れたり、目が変わる瞬間を見るのがすごく好きですね。
心が揺れたり、感動することが、一歩踏み出すきっかけになりますから。
岩崎:  講師の人が感動してくれることも嬉しいですよね。「初めてこんな話しちゃったよ」というような、講師の方にとっても思い出に残るような講演会を企画主催できることにやりがいを感じます。 講演会といっても「参加申込みをして講演を聴いてそれで終わり」という自動販売機的な講演会で終わらせたくないんです。講師の方ともお客さまとも、1回で終わりではなく、関わり続けていきたい。「一歩踏み出すきっかけをつくる」というのがテーマなんですが、本当は一歩踏み出し"続ける"という部分を大切にしていきたい。"続ける"ときに一緒に歩いていける場がつくれたらいいな、と思っています。 今、自分たちが提供したものが本当に良かったかどうか、参加された方が本当に一歩踏み出せたかどうかを追いかけられるように、講演会以外にも領域を広げて、お客さまと長いスパンで関わっていけるような会社にしていこうと準備を進めています。
「"情熱"という言葉について」
和田:  振り返ってみると、"情熱"にも「いろいろなあるな」と思います
。 昔、私を駆り立てていた"情熱"は、ハングリー精神から生まれていました。家が裕福ではなかったので、遊んでいる友達をよそに、新聞配達をしたり、田植えをしたり、、、「将来はこのままでは終わらせないぞ」という気持ちが自分の背中を押していました。
20代の頃は、「仕事を覚えたい」「認められたい」という気持ち、起業した頃は、「ドキドキしたい」という気持ちに駆り立てられていたように思えます。 5年経った今は、「新しいことをやろう」とかハングリー精神で満たす"情熱"ではなくて、自分が発信したものに、誰かが何かを感じてよい方向に向かってくれる、響き合うことの快感を知った"情熱"に変化してきています。
岩崎:  私はすぐに、現状に満足してしまいやすいので、ハングリー精神のような情熱は少し不足しています。でも、考えてみれば情熱的な人が皆幸せを感じていないわけではないので、幸せ感を感じながらも"情熱"を持つことができるはずですよね。それを模索していけたらと思います。
--これからについて
和田:  「自分に可能性がある」ということを、講演会、キャリアデザイン講座、ワークショップなど、いろいろな方法で伝えていきたいと思っています。
また、言葉で表現していくことが私のテーマであり、将来、作詞家になることが夢なので、今、毎日、時間を見つけて、詩を書き続けています。
多くの人が「あぁなりたいな」と言葉だけで終わらせるものを、自分は10年かかっても実現させていきたい。私はなんでもそこそこできるタイプの人間ですけど、秀でた才能は全くありません。だけど、努力する才能は人一倍あるので、その才能を存分に使っていきたいと思っています。
岩崎:  "(有)私には夢がある"は和田と私の2人以外はボランティアスタッフで運営されています。堀之内九一朗さん(株式会社 生活創庫・代表取締役)が「雇用が最大の社会貢献だ」と話をされていましたが、雇用をちゃんとできるようになって、この楽しい仕事を他のスタッフとも分かち合っていくことが私の夢です。
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