情熱トップインタビュー

VOL.10 堀之内九一郎氏

<インタビュアー:村田 泰子>
プロフィール
株式会社生活創庫社長。1947年、鹿児島県鹿屋市出身。高校卒業後就職するも、父の急死のため、家業を継ぐが廃業。その後40年あまりの仕事を転々とし、企業、倒産を繰り返す。上京を目指すが浜松で資金が尽きホームレス生活を送る。1988年、リサイクル業に活路を見出し、生活創庫を設立。顧客のニーズを的確に捉え、急成長した。1992年には株式会社に。現在フランチャイズ200店舗以上を持つ総合リサイクルショップに成長し、グループで年商100億円超までに急進。2005年、がんに罹患するも手術の末、生還。
その壮絶な人生経験から、語られる成功哲学、人生哲学は、多くの人々の心をとらえ、企業向け、一般向け合わせての講演回数は、年間70回以上。
会社は子供のような存在
私にとって、生活創庫は自分の子供のようなんです。24時間付き合っていても嫌にならないですし、まるで子供のお守りをするような感覚です。だから、第三者にとやかく言われると腹が立つし、口出ししないでほしい!と思いますね。また、社員個人に関して言っても、たとえ業績が悪くても会社を愛してくれる社員はかわいい子供のようです。逆に、どんなに成績が良い社員でも会社を食い物にするような人間はだめです。「馬鹿な子ほどかわいい」というのはこのことかと思いますね。
情熱とは"熱い情け"だと私は定義しています。人間関係には義理だけでなく情けがあってこそ。相手にその情けをどれだけかけられるかが重要なのです。人間は、決められたルールに沿って生きるだけではなくて、人情という情けに従うものだと思いますね。
他人に対してはすぐ腹が立つようなことでも、社員は自分の子供や身内のようにかわいいものなので、どんなに失敗しても縁を切ることはないですし、"熱い情け"で包み込むことができます。他人だったら「お前だめだよ」の一言で終わってしまうでしょう。しかし社員は違う。「この人のために」という熱い情けを持たなければならないと感じます。それは人に対してだけではなく、モノに対しても仕事に対しても言えますね。
夢がモチベーションの原点
経営者は、夢をなくしたら終わりだと思います。それこそ、「空を飛ぶ」など寝て見る夢のように、実現不可能なものでもいい。そんな夢を持っていると、すごく楽しいでしょう!
たとえ絶対に実現できそうにないものでも、夢を持つことで楽しくなれるし、楽しそうな人には自然と人が集まってくるものですよね。楽しそうな人とそうでない人で、人の集まり方は変わってくるものです。従業員でも同じで、明日の米のために生活するのではなくて、夢を持って生活した方がモチベーションも上がるし、楽しい毎日が送れます。それこそ、「いつか空を飛んでみせる!」とか、そんな夢でもいいのです。
夢を追い求めて努力するためには、やはり原動力が欠かせません。その原動力とは"真の欲"だと私は思っています。本当にほしい、手に入れたい大切なものを持つこと。例えば、「この人と結婚したいから仕事を頑張る!」でもいい、とにかくどんなことをしても手に入れたい夢を持つことですね。ちなみに、私の今の"真の欲"は、中古業界を産業にすることです。そしてこの業界が産業になったとき、生活創庫がそのトップであってほしい。私が社長の間にこの業種を産業にして、社会に根付かせていきたいのです。こういう思いがあれば、モチベーションがどんどん上がりますよ!
従業員を褒めるコツ
従業員が増えていくと、一人一人のモチベーションの維持向上が大変だと思われるかもしれませんが、実はそれほど難しいことではないのです。基本的に、人は褒めるとモチベーションが上がります。褒められると人は嬉しくなり、もっと頑張ろうと思うものなのですから。私自身、金儲けをしたいというよりも褒められたいから仕事をしているというところがありますね。逆に、怒られればやる気を失くします。怒るにはその人との距離感や、今現在の精神状態を測ることが大切ですね。
ここで、相手を褒めるコツは、過度な期待をしないこと。過度に期待すると、できて当然と思ってしまいます。例えば、経営者は履歴書を見ると、どうしてもその肩書きから相手に対してイメージを持ちがちで、出会う前から期待してしまう。そしてその人に少しでも欠点が見えるとがっかりして怒りた くなってしまうでしょう。だから、過度な期待をしないことは、上手く人を褒めるコツだと私は思っています。
二代目育成へ
私が現在、何よりも情熱を注いでいること、それは二代目の育成です。私は創業者ですから、次の代を育成することができなければ、経営者としての能力は十分でないと言ってもいいでしょう。とにかくそれくらい力を入れているテーマです。普通、課長は、次の課長を育てなければ部長に昇進できない。同様に、社長である私も次の社長を育てられなければ会社としても成長しないし、私自身も次のステップに進めません。それが今の私の最大の課題で、全神経を集中していることですね。
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