
![]() |
岩崎;
めちゃくちゃすごいバイヤーって極わずかですものね。
菅野社長;
バイヤー自身も自分に誇りをもって楽しくやればいいのに、効率よく売上を上げるという人が多いので私も会わなくなってしまう。自分自身を貫けなくて、大きい方に合わせてしまう。
大体、お客さんの言うことだけを聞いていたら好きなものが作れませんよね。さっき来たお客さんも60万くらい買って行ってくれました。そういうお客さんは味噌や梅干まで送ってくれる。
下請けやっていてそんなこと経験したことがない。物を売って、こっちが御礼言うべきなのに、お土産までもらって、こんな商売あるのかと思いますね。
お客さんとはフェア、イーブン。買って下さい、ぜひ買って下さいという商売はやらないと決めています。
|
|
菅野社長;
それはある。ものすごくある。そのお客さんの顔を見るのが楽しみで仕方ないんです。
岩崎;
お客さんが勝手に近寄ってくるようなイメージは持たれていますか?
菅野社長;
例えば、オーダーメイドを頼まれると、黙って名前を入れておきます。それはやさしさ。人は思いがけないところで親切に触れるのが好きなものです。
|
![]() |
![]() |
岩崎;
菅野社長の原点、ブランドって何だ?と言われたら、欲しくて、欲しくて仕方ないものを魂込めて作っていること と言えますか?
菅野社長;
ブランドは歴史、信用、時間。商品を通じて、モノづくりの心が伝わらないとどうしようもない。早く売れないと、とかでブランドの手法があるのはいいけど、本来はブランドを構築するっていうのは時間がかかると思う。
|
|
菅野社長;
うちの会社では昼飯はみんなで同じものを食べています。それが大事だと思っています。職人同士の信頼関係ですね。昔からそうしています。
昔はお母さんが職人のために食事を作って、それをみんなが食べていた。住み込みもいたので自分がガキの頃はみんなと同じものを食べていました。家族のように。そうして信頼関係ができてきたんです。従業員でも1人は52年勤めています。もう1人は50年、工場長で40年過ぎている人もいます。
最近の世の中はちょっと変だなと思っています。心がピシッと通っているやつが減ってきました。リーダーがいないのですね。だから、自殺も多いし、殺人も多い。本当に怖い。周りがおかしくなっています。
便利だ、早いだ、効率的だ、ってやっている。幸せにするためにやっているはずなのに、全然幸せになっていないと思うんです。
会社だって社員が幸せになるためにやっているはずなのに、いつ首切られるんじゃないかとドキドキしている。この、金が金を生むという資本主義がだめになっているんじゃないでしょうか。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
|
船井総合研究所
ブランド&PRチーム 上席コンサルタント 岩崎 剛幸
平成3年4月株式会社船井総合研究所 入社。
■ コンサルティングポリシー 「戦略は情熱(思い)に従う」 ■ 主なコンサルティング領域 ・ブランド&PR戦略コンサルティング ・百貨店、専門店など流通小売業の企業戦略策定支援 ・メーカー、小売業、サービス業のマーケティング戦略策定支援 ・ベンチャー企業の成長戦略策定支援(M&A、IPO)等 |