本来全て新しい驚きのある要素を販促に盛り込みたい、斬新なメッセージにしたいというのが理想ですが実際は仕事量が多すぎてひとつひとつ全てを今まで見たこともない提案をするのは無理があるのも事実です。
今まであった手法の中から適切なものを組み合わせて提案するというのが精一杯なケースが多いと思います。
しかし販促の仕事で面白いのは今まで誰もやったことがない、見たことがないものを展開してそれが実現してお客様の驚きや感動、購買動機につながること。
これこそ販売促進の醍醐味であり楽しい所、そして企業からのメッセージとしてあるべき姿。
チラシを大量にまいて、これ安いです、これ買ってくださいとアピールするのではなく、やはりひとつエッセンスやひと工夫が必要になるのです。そんな工夫がお客様を喜ばせることにつながるのです。
そんな事が実現できている分かりやすい事例を最近2つ目にしました。
| 一つ目は大分空港の荷物受け取りロビーです。 荷物と一緒に回転寿司のように巨大なエビやウニが流れてくるのです。 空港に着いたばかりでお腹も空き到着して観光気分で乗っている人に対しては「あ、大分ってエビやウニの海産物も有名なの?じゃあ食べてみたい」という流れになって水産業の売上増に寄与しているというのです。 単に回転寿司風にしているのではなく実際地元で美味しい海産物があるのでその認知促進の為にやっているのです。これを旅館やホテルで展示しては意味がありません。 |
なぜかというと旅館に来ている時点でもう料理は決まっていますし○○を食べたいというモードが決まってしまっています。まだ大分に着いたばかりでさぁこれから大分を探索しようという気分の空港が場所としては適切なのです。
自分の荷物を皆探してじっとレーンを見ていますから視認率も100%です。まず巨大寿司が流れてくることに驚き、次にそのアイデアにクスっと笑い、それが海産物も地元名産なのだと記憶されることにつながるのです。
これがもしレーンに広告が印刷されていたら一気に興冷めです。巨大オブジェだからお客様は驚き笑うのです。
もうひとつは最近人気急上昇中のkumiというアーティストのプロモーションです。
彼女がなぜ人気が出たかというと高校生の口コミです。
どうして口コミが広がったかというと、学校の校内放送で休み時間に曲を流すプロモーションを多数の高校で展開したそうなのです。こちらも前述の大分空港の寿司と一緒で聴取率は100%です。ターゲットは100%高校生に限定も出来ています。
すると高校生達に記憶され、話題になり「あれなんていう曲?」と友人と話し、携帯でダウンロードしブログやサイトに書き込みをしたりして広まっていったのです。
CMを打っていない、都心で多額な費用をかけてイベントを行ったりせずとも、このように大きな効果が上がっていくのです。今の時代逆に、今ある手法、過去に見たことがあるやり方ではブランド力は下がっていくのではないでしょうか。
新しい展開をしていくヒントは、広告が入っていないスペースに広告(≒平面物)を入れるのではなく、セールスプロモーションとしてリアル(≒立体物)の展開を行う観点にヒントがあると私は思います。





















