ブランディング定点・定物観測

原宿を見るとファッションの今が分かる!!

■ 原宿が変わる
アバクロオープン前プロモーション 原宿に新しいアパレルブランドが2/19(金)にオープンします。

そのブランドは「イッツインターナショナル」と言います。

社名も同様で、百貨店向けアパレルブランドを扱う『フランドル』の親会社、イネドビジネスファッションプランニングが新業態SPAの「イッツインターナショナル」を2009年3月1日に設立した会社です。

同社がその第一号店を原宿にオープンするのです。

同ブランドは次の6社がコラボして作っているブランドです。

 レディスヤング~キャリアのブランドに強いアパレル企画のフランドル。
 糸の帝人グループの帝人ファイバーとNI帝人商事
 素材のクラボウ
 商社機能の住金物産
 香港のニット製品の製造会社であるフェニックス・ホンコン

以上の企業が連携して、新しいSPAブランドを立ち上げるというのが今回の狙いです。

コンセプトは、「上質」「値頃感」「安心感」「環境対応」。

素材から生産、販売まで一貫して展開するSPAブランドであり、その意味では「H&M」や「ユニクロ」などのファストファッションとは一線を画して、商品の品質に比べると安いという価値/価格の高い商品展開で勝負していくようです。
今後の展開としては、原宿に続いて、東武池袋店、代官山路面店をオープン。
100坪を超える大型店を開発し、5年後に300億円をめざすそうです。

― 果たして同ブランドに可能性はあるのか。
■ イッツインターナショナルは何をしようとしているのか
このところのアパレル業界をとりまく環境は激変しています。
百貨店の売上げ不調、有楽町西武や京都・河原町阪急などの閉店。
アパレルの企業再編。M&A(企業の買収&合併)。
このような中で、ただだまって待っていたのでは売上げが上がらないのです。しかし、1社だけでは限界がある。
そこで今までは取引先としての付き合いでしかなかった各社がコラボレーションし、みんなで強いブランドを作ろうというのが今回の注目のポイントです。

「日本の繊維産業は、川上~川下の各段階が分断されていて、
 サプライチェーン(供給連鎖)のパワーが発揮出来てないのが最大の問題点」
なのです。
これを変えていかないと世界で戦えるブランドは作れないということです。

世界で戦えるブランドを作るために、社内外のすべての知恵を結集するというこのブランド。
アパレル以外の方にこそぜひ見て欲しい取り組みです。
原宿のラフォーレの斜め前にできました。
ぜひ一度足を運んで見てください。

今回のイッツインターナショナルの取り組みは、この日本の課題を解決する一つの画期的な業態になるかどうかの試金石となります。
その動向に注目したいと思いますし、原宿の変化を今後も追っていきたいと思います。

※同内容の詳細については船井総合研究所コーポレートサイトの以下のコラムにてご確認ください。
「伝わる時代のマーケティング」
【緊急レポート】 コラボレーションによる新しいSPA、イッツインターナショナルの挑戦

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■ 著者プロフィール
岩崎 剛幸(いわさき たけゆき)
船井総合研究所 ブランド&PRチーム 上席コンサルタント
「組織は戦略に従う。戦略は思い(情熱)に従う」というコンサルティング信条のもと、出会うすべてのお客様に対して、情熱を込めたコンサルティングを行う。コンサルティングテーマは、「永続性を実現させるブランド戦略」。アパレル業界を専門領域として、アパレルメーカーの戦略立案、新業態開発を得意とし、SPA専門店、百貨店、GMS、品揃え型専門店にいたるまで川上から川下までのコンサルティングを実施している。現在はアパレル企業のブランド戦略づくりに特に力を入れている。立教大学兼任講師。
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