過去のブランディングコンサルティングレポート

やる気のない社員もいつの間にか意欲的に!成功する企業が必ず実践している「情熱経営方程式」(前編)

今から約3年前の2007年9月6日(木)、パシフィコ横浜にて『情熱経営フェスタ2007』が開催されました。当フェスタは、注目の経営者やコンサルタントが「情熱ある企業経営」について熱く講演を行うイベントです。会場には日本全国から5000名ほどのお客様が集まってくださいました。その第1講座で講演をした私は、満杯になった会場を見て、情熱経営の必要性を強く心に刻み込みました。

「経営には数字や裏づけが必要」とよく言われますが、本当に大切なのは目に見えないトップの哲学や社員の思いの強さです。そして、これからの日本の企業に必要なことは、情熱をたぎらせる集団をつくる以外にはないと感じています。

2010年11月2日(火)に東京の九段会館で開催される「情熱経営フェスタ2010」。今年は“1人ひとりの情熱がグレートカンパニーをつくる”をテーマに行います。なぜ企業経営に情熱が必要なのか。情熱が企業を伸ばす理由とは何か。そして、情熱がこれからの企業経営に欠かせない要素になっているというのはなぜなのか。今回は、経営における情熱の必要性について整理してみます。 


◆裏でコツコツ働いている人がいるから~第一線で活躍するエースがいる

情熱経営フェスタはもともと、私が「人を動かすたった一つのもの、それは情熱」(マネジメント社)という本を執筆したことがきっかけです。さまざまな企業のコンサルティングに携わる中で、数字だけでは語れないことこそが経営には大切であることを実感したことからこの本を書きました。(「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」参照)

そして、この「情熱」というキーワードをこれからの経営のキーワードにしなければ、企業経営はまったく面白味のないものになってしまうと感じたことから、イベントとしてお客様に体感していただくことを考えました。

05年に開かれた第1回は330名のお客様で会場は満杯となりました。第2回目は06年9月に開催され、1200名が入る会場が2ヵ月前に満員御礼となったうえ、お客様満足度98%という素晴らしい評価をいただくことができました。

そして冒頭でもご紹介した第3回が07年に横浜で開催されることになったのです。その進行プロセスは今までのどんなイベントよりも大変なものでした。作業量、費やす時間、打ち合わせの回数。すべてがそれまでの2回とは比べ物にならないほどのものであり、通常のコンサルティング活動をしながらの準備は予想以上のものでした。しかし、私はこのフェスタの開催を通じて、身をもって情熱持って仕事に取り組むことの素晴らしさを体験することができました。

実際、1人1人にそれぞれの役割があります。講演をする者。企画を作る者。演出を考える者。DMやパンフレットのデザインを考え者。講師との交渉をする者。打ち合わせ用のお弁当を買ってくる者。当日の司会をする者。運営の事務をする者。そしてそこに参加される方々をお迎えし、気持ちよく帰っていただくために挨拶をする者など。一人一人に役割があり、一人一人が裏方であり、主役でもあります。

お客様の前に出る者だけが情熱を持っているのではありません。裏でコツコツと働いている人がいるからこそ最高の舞台が作られます。こうした一人一人の情熱が、大きなことを成し遂げるのです。これは会社でも同じです。バックヤードで働く人がいるからこそ、現場第一線で活躍するエースが存在できるのです。

私はそれを実感しました。これこそが経営である、と。最も信頼できる仲間と最高の仕事で喜びを分かち合う。これこそが経営の本質です。情熱があれば、本当の仲間に出会うことができ、そして自分の役割を発見することができるのです。 


◆とても分かりやすい「赤い情熱」と目に見えないけれど深い「青い情熱」

「組織は戦略に従う 戦略は情熱(思い)に従う」

これは私が信条としている言葉であり、コンサルティングだけでなく、あらゆる場面で意識しているものです。私は当初、情熱とは明らかに熱く燃え上がっている状態のことだと思っていました。しかし、ここ数年の経験から、どうもそれだけではないようだ、いや、本当に強い情熱というものは、目には見えないものかもしれないということを感じるようになりました。

「メラメラと熱く燃えるような情熱=赤い炎」。これはとても分りやすい。こうした情熱の出し方というのは誰の目にも明らかです。パワーもありますし、何と言っても勢いがあります。しかしあまりにも激しすぎてまわりもついていけずに、途中で息切れしてしまうことも多々あります。

一方で情熱にはもう1つ、「目には見えないふつふつと心の奥底で燃えるような情熱=青い炎」があります。青い炎はまわりからは見えないのですが、とても強く、激しく燃えています。あくまでも自分の内なる目標に向けて燃える炎です。青い炎はまわりから見えにくいので冷めているとか冷静だとか言われ、情熱を持っていない人だと評されることが多いものです。しかし実際にはこちらの方がじっくり、コツコツと物事を進行させ、目標を成し遂げることが多いようです。

私のまわりにもこの2つのタイプが存在します。2つのタイプのどちらがいい悪いということはありません。情熱というのはどちらの燃え方でもいいのです。外から見えようが見えなかろうが、何かを成し遂げたいという熱い思いこそが大切なのです。

また、人によっては情熱をなかなか持てない人もいます。でも焦る必要はありません。思いの実現に駆り立てるものが今のあなたに必要であれば、情熱を持つことは可能なのです。

私はコンサルティングを通じて、大企業から中小企業にいたるまでたくさんのお客様に出会ってきました。また各界の著名人の方々ともお会いしてきました。その中で、何らかの成果や結果をだして、一流だと認められている人に共通しているものが1つだけありました。

彼らに共通していたのは、決めたことを妥協せずに守り抜く熱い思い(情熱)です。何らかの目標に向けて進んでいこうという熱い情熱を持つことがすべての始まりです。



 (後編に続く)

 
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■ 著者プロフィール
岩崎 剛幸(いわさき たけゆき)
船井総合研究所 ブランド&PRチーム 上席コンサルタント
「組織は戦略に従う。戦略は思い(情熱)に従う」というコンサルティング信条のもと、出会うすべてのお客様に対して、情熱を込めたコンサルティングを行う。コンサルティングテーマは、「永続性を実現させるブランド戦略」。アパレル業界を専門領域として、アパレルメーカーの戦略立案、新業態開発を得意とし、SPA専門店、百貨店、GMS、品揃え型専門店にいたるまで川上から川下までのコンサルティングを実施している。現在はアパレル企業のブランド戦略づくりに特に力を入れている。立教大学兼任講師。
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