インターネット通販を始めたい方特徴、それは、インターネットやホームページの“技”に関心が行きがちなことです。
特にメーカーさんやショップさんで、これまでパソコンやインターネットに詳しくない方は、そういった点の不安が大きくなるのも無理ないことかと思います。
しかし、流通業で大事なことは、あくまで商品戦略。
弊社創業者の船井幸雄は、
「一番店になる方法、それは一番の立地で、一番の商品力で打って出ること」と言っています。
インターネット上という立地にネットショップという店を出した後は、商品設計作りが何より重要です。
特に、インターネットで売れる商品はある程度決まっています。したがって、商品政策が間違っていると、どんなネット上のテクニックでもフォローできません。これが流通業のおもしろいところであり、ネット通販でも同じなのです。
それでは、ネット通販で売れる店を作るにはどんな商品が必要なのでしょうか。
ほとんどのネット通販企業が当たる壁である、
「月商1000万円の壁」を超えるためには、」
1.目玉商品
2.お勧め商品
3.定番商品
の、3つの商品が必要です。
今回は、上記の3つの商品について解説します。
1.“客数”を稼ぐ目玉商品
インターネットでの商品の購入にはまだ慣れていないお客様が多いものです。お店、スタッフ、商品が見えない状態の中、初回購入のハードルが高いのです。また、比較購買が容易なため、他店との比較のもとで判断されます。 したがって、値入率を下げてでも点数を稼げる集客商品、すなわち「目玉商品」が必要となります。特にメーカーさんではこれに抵抗を持つ会社が多いものですが、目玉商品を持ちたくない会社さんは、苦労をちゃんと覚悟して、じわじわと売上アップをめざすことになります。 <目玉商品の条件> ・“名簿”獲得が目的・販売“点数”重視・商圏内最下限価格・お買い得感の訴求・ワケあって安い・期間限定で安い 「目玉」とは、単に安売りすることではありません。「他店よりお得」「いつもよりお得」「訳あってお得」という点を出して、初めて集客力を持つことになります。 食品の場合はgあたり単価が安い「お試しセット」「訳あり品」、衣料品の場合は単価が低い商材の「ナショナルブランド品の問屋在庫処分品」「アウトレット品」、住関連の場合はカバー・シーツのような「購買頻度が高い周辺小物」となります。
2.“売上”を稼ぐお勧め商品
目玉商品ばかりではなかなかまとまった売上高が作れません。 したがって、集客力があって、かつそこそこの値入率の「お勧め商品」を設けることで売上高が確保できるようになります。「お勧め商品」は広告を活用する上に、どのページにおいても訴求していくことが必要で、最も力を入れて販売管理をしていく商品です。 <お勧め商品の条件> ・“売上”獲得が目的・“販売金額”重視・中値入率・限定感の訴求・独自性がある・価格帯別に品揃え・見た目がよい・期間限定 なお、大々的に告知を打つので、事前に、売上算段が立つことが条件です。 なお、この「おすすめ商品」に独自性があるとなおよく、ある程度ヒットの見込みがあれば、オリジナルで開発していくとより商品価値が上がることになります。
3.“利益”を稼ぐ定番商品
目玉商品、お勧め商品は短期的な売上・客数獲得には向いています。しかし、収益性に欠け、ロングセラーにもなりにくいのが難点です。 したがって収益性が高く、安定売上につながる「定番商品」の品揃えを強化していく必要が出てきます。 <定番商品の条件> ・“利益”獲得が目的・“粗利益高”重視・高値入率・高シェア獲得・価格幅一番・ターゲットズバリ提案の多様さ一番・通年で売る 利益を取るため、またロングセラーになるために大事なのは、部門での「市場内シェア」を獲得することです。特にこの不況期になって、シェア一位の商品に注文が集中する傾向があります。ているのです。 シェアアップのためには、・価格の幅(安いのから高いのまである) ・対応属性の幅(Aさん向けのも、Bさん向けのも、Cさん向けのもある) ・売上シーズンの幅(夏でも売れる、冬でも売れる) が必要なので、こんな商品を日々開発・発掘し続けることが必要なのです。
1.集客重視の「目玉商品」
2.売上重視の「お勧め商品」
3.収益重視の「定番商品」
の3つがあって、初めて利益が出続けるネットショップになるということが理解できたでしょうか。
あくまで目安ですが、この3つを確立するとECで月商1000万円の壁は、ほぼすんなり超えることができる場合がほとんどです。
最後に事例の紹介です。
私のご支援先に、カジュアルアパレルのネットショップがあります。元々ミリタリーテイストのオリジナルブランド商品を中心にネット販売をしていました。ミリタリーファンの間ではかなり有名なブランドです。
しかし、当初は月商で100万円そこそこ。とにかく“客数”が少ないことが課題で、集客商品作りが課題でした。
そこで、まず着手したのが「1.目玉商品作り」でした。
数年前から倉庫に不良在庫として眠っていたTシャツ類を目玉価格で掲載し続け、アイテム数を稼ぎました。また、メーカーが在庫を持っているリーバイスのジーンズを目玉価格で販売し、ページの作りこみとメルマガ告知で販売しました。
そして売上を伸ばすために次にやったのが、「2.お勧め商品作り」です。
自社オリジナルブランドのマウンテンパーカーの動きがよかったので、カラーを追加して展開、トップやレフトカラムのバナーでお勧めして売上を稼ぎました。
また、国内の人気ブランドである「ヱビスジーンズ」の限定カラー商品を、実店舗の在庫の中からチョイスし、限定感を出してお勧めしました。
この2つにより、客数が急増しました。
その結果、オリジナルブランドのヒット商品である「ミリタリーパーカー」が「3.定番商品」的に売れていくようになってきたのです。
結果として、広告費や新規仕入れはあまり増やさずに、わずか半年後に売上は4倍の400万円を達成しました。
今のテーマは「目玉」「お勧め」「定番」の品数を増やしていくこと、そして、それを運用するオペレーション体制を整備することです。
これで月商1000万円達成はほぼ見えてきました。
こちらが最終的に売りたい、「定番商品」のような収益が出る商品を上手に売る方法、それは、まず客数を確保することです。そのために「目玉商品」、「お勧め商品」の品揃えを充実させることから始める必要があるのです。
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■執筆者:橋本勇太
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